うまれる ずっと、いっしょ。|映画『うまれる』

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うまれる ずっと、いっしょ。

【取材】「支え」が今を生きる力になる

● 「苦しみ」とは?

メルマガ133号でご紹介いたしましたが、
在宅ホスピスの専門医、めぐみ在宅クリニックの小澤竹俊先生の
取材の続きです。

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小澤先生は、緩和ケアの援助を4つの段階に分けていらっしゃいます。

【1. 相手の苦しみをキャッチする】

死は、誰にでも、時に理不尽に訪れます。
そして「苦しみ」は死に限りません。

別れ、裏切り、失敗。。。。

人には、どんなにがんばっても解決することのできない、
必ず残り続けてしまう「苦しみ」が存在します。

小澤先生は

「苦しみ」=「希望と現実のギャップ」

と定義されていますが、

・ 元気な自分(希望)が、どんどん歩けなくなって行く(現実)
・ 普通に呼吸が出来ていた(希望)のに、息苦しいときが多い(現実)
・ 奥さんの面倒を見たい(希望)が、見られない(現実)

というような「苦しみ」を、まずは医療者としてキャッチするところから、
援助が始まります。

● 「支え」とは?

【2. 相手の「支え」をキャッチする】

「人はたとえ困難な中にあっても、

自らの本当の「支え」に気づき、

そして、その「支え」をしっかりと育む時、

今を生きる力になる」

と小澤先生はおっしゃいます。

その人の「支え」は何なのか?

先生は「支え」を3つに分類しています。

1. 将来の夢がある(時間存在)
→子ども・孫に会いたい、海に行きたい、仕事をしたい等

2. 関係がある
→家族を中心に、友人・知人等

3. 自分で選択できる自由がある
→好きなものを食べたり、自分の意志で身体を動かす自由等

先生は、患者さんの「支え」をキャッチするために、
コミュニケーションをとても重要視されていて、
常に「会話記録」を付け、何度も何度も見直しています。

【3. どんな私たちであれば、支えを強めることができるのか知り、実践する】

相手の「苦しみ」を知り、
それを和らげる「支え」を知る事で、
小澤先生の「緩和ケア」が実践されます。

決して、痛み止めを処方するだけではありません。

「家族と家で最期を迎えたい」という希望が
「支え」なのであれば、その調整をしたり、

少し前までできていたように、

歩けるようになりたい、
眠れるようになりたい、
食べられるようになりたい、

という希望と支えを応援します。

そして最後に先生が強調されている、
緩和ケアによって重要なことは、

● 自分たちの「支え」って何?

【4. 支えようとする自分たちの支えを知る】

ということ。 

苦しみの中にいる人たちの中には、
当然のことながら、怒りのある人もいて、
その攻撃対象がケアをしている人たちになることも、
残念ながら、多々あるようです。

緩和ケアの現場では、先生だけでなく、看護師さんや
薬剤師さん、ソーシャルワーカーの方々やボランティアの
方々、多くの方が関わっていらっしゃいますが、
逃げ出したくなることも、時折、おありになるかと思います。

しかし、

患者さんの決して消えることのない「苦しみ」に、

逃げずに向き合っていくためには、

【医療者にも「支え」が必要】なのです。

小澤先生の座右の銘に

誰かを支えようとする人こそ、
一番、支えを必要としている

というものがあります。

ちなみにこれは、先生の「いのちの授業」を聞いた
高校生が言った言葉だそうです。

医療者も人間。

度重なる死やネガティブな要求に応え、
耐え続けるのは容易なことではありません。

これは、医師だけでなく、看護師や助産師さん、
ひいては、どの職業の人にも同じかもしれない。。。

先生のお話を聞いていて思いました。

常に厳しい評価をされる映画製作者にも、
「支え」は必要です。

● 「今をどう生きるのか?」

苦しみの中にいる方を支え、応援し続ける事で、
死に行く方の多くは

「ありがとう」

と言って旅立たれるそうです。

小澤先生のお話を聞いていると、
「看取り」や「緩和ケア」「終末期医療」のお話をされて
いらっしゃるのですが、

【今をどう生きるのか?】

という課題が見えてきます。

そんな映画が作れたらいいなぁ、と思いながら、
引き続き、取材を続けていきます。

あなたの「支え」は何でしょう?

※ ホスピスや緩和ケアなどに関する情報、体験談等ございましたら、
下記にメールいただけると幸いです。

info@umareru.jp

◆ めぐみ在宅クリニック
http://www4.ocn.ne.jp/~zaitaku/index.html

◆ 小澤先生が出演
「NHKスペシャル 最期の願いをかなえたい~在宅でがんを看取る~」

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