癌を克服して宿った新しい命〜「うまれる」スパイラルが増えています。

こんにちは。
プロダクション・マネージャーの米田典子です。

現在、「うまれる」ではボランティアさんを募集していますが
昨年映画の製作が始まって、すぐにトランスクリプト(文字おこし)を
してくださるボランティアさんを応募しました。
そのときのブログはこちら。
http://www.umareru.jp/blog/2010/01/post-159.html

そのボランティアさんたちを、「うまれる村」の「村民」さんとお呼びして
主に私の方からメールでのやりとりなどをさせていただいてきました。

一度もお会いしたことないにも関わらず、
しっかりとした作業をしてくださる「村民」さん
たちにスタッフ一同は本当に助けられました。

その「村民」さんの一人、
Oさんは、2004年にご結婚されましたが、入籍直後に
子宮内膜症で卵巣のうしゅ(チョコレートのう腫)を手術。
また同時期に旦那様の悪性リンパ腫が発覚し、
夫婦として大変な時期を過ごされました。

その後、旦那様は全身に転移して
大量の抗がん剤を使った治療に取り組まれます。

無事に治療は完了し、いまでは元気に生活されていますが
治療直後は、精子もゼロに近い状態だったそうです。

そんな中、「親子の絆や命の奇跡をより多くの人に
伝えるお手伝いができれば」という思いから、
映画「うまれる」のボランティアに応募してくださいました。

そしてこの4月、Oさんから

「妊娠しました!!!」

とのめちゃくちゃ嬉しいご連絡があったんです。

ご夫婦で、病気や治療に取り組み、乗り越え、そして
赤ちゃんが来てくれるなんて。

まだ妊娠初期の段階なので、いろいろと心配することはあるとは思いますが、
精子もゼロに近い状態になった体から、妊娠できるようになるなんて。
神秘的で、感動的で、感激です。

最近Oさんからいただいたメッセージをシェアいたしますね。

「ベイビーは20mmの大きさになりました。
新しい命も奇跡。今、存在している自分の命も奇跡。
当たり前の毎日は、本当は、奇跡的な毎日の積み重ねで
普通に食べられることも歩けることも
とても幸せなんだと思うようになったかな。
誰しも間違いなく、死ぬんだと思うと
死もネガティブなイメージだけじゃなくなるというか...。
『死』があるから、『生』がいきてきます。」

映画「うまれる」に関わって下さった方に、
直接「うまれる」ストーリーができて
そういうお話をまた伺えることができる。
「うまれる」スパイラルがどんどん増えて出来上がってきています。

Oさんは、日曜日のイベントにも旦那様と一緒に来てくださるそうです。
ぜひ「男のお産塾」でたくさんの情報をお持ち帰りください。

当日いらっしゃる皆様、今回のイベントでは当初からのご案内どおり
チケットなどはございません。
受付でお申し込み時のお名前をおっしゃってくださいませ。
皆様の笑顔と感動の涙に出会えることを楽しみにしています。


(プロダクション・マネージャー:米田典子)

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