男の育児は「スイッチ・オン」というより「ボリューム・アップ」

以前からよく

「男は身体的な変化がない事などから父親の実感が湧きにくい」

というような話を書かせていただいておりますが、

★ 詳しくはこちらのブログなどをご覧くださいませ。

「男性が育児に積極的になるために必要な5つの要素」
http://www.umareru.jp/blog/2013/07/5-7.html

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男が父親の実感を持つのは「スイッチが入る」というよりも、
「ボリュームが上がっていく」という感覚に近い
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のかな、と様々なパパたちを取材していて、思うようになりました
(もちろん、女性も同じ部分はあるかもしれませんが)

先日、赤ちゃんが産まれたばかりのパパにお話を聞きました。
ホヤホヤの赤ちゃんを見て「かわいい」と思うものの、

「これが本当に自分の子どもなのだろうか?」
「自分は本当に父親になったのだろうか?」

という感覚も拭えないと、正直にお話されていました。

この男性は妊娠期間中には出来る限り、奥様と一緒に過ごして、
父親になる準備を彼なりに取り組んできた方ですが、

それでもやっぱり、

自分のお腹にいたわけではないし、
身体が変わるわけでもないし、
エコーの写真は、とてもじゃないけどかわいいと思えないし(笑)、

何だか宙に浮いたような、というか、フワフワした感覚、

があったようです。

今回の出産は帝王切開だった事もあって
その方は立ち会う事が出来なかったため、
それも理由の一つなのかもしりませんが

(このようなフワフワした感覚を持つ男性にとって、
出産現場に立ち会う事で、ガツーンと、強烈に
父親になる事は非常に多いです)、

「スイッチが入った!」

という感じにはならなかったそうです。

ところが、

まだ、病院にいる
生まれたてのフニャフニャの赤ちゃんを眺め、
抱っこをし、
奥様をねぎらい、
家に帰って一人でワインを飲んでいる間に、

「早くまた赤ちゃんに会いたいなぁ」

という感覚になっていったそうです。

そして

オムツの換え方やお風呂の入れ方を学び、
実際に取り組んでいるうちに、徐々に

「パパ・ボリュームがアップしていった」

ようです。

女性にとってはなかなか理解が難しい感覚かもしれませんし、
「あなたの子どもなんだからすぐスイッチいれてよ!」
と怒りたくもなるかもしれませんが、

【これが現実】

に近いと思います。

すぐに「スイッチ・オン」にならない場合、
とてももどかしく思うと思いますが、

これは現在の日本の養育環境を考えますと、
現実的になかなか難しいのかなと思います。

★ 詳しくはこちらのブログなどをご覧くださいませ。

「男性が育児に積極的になるために必要な5つの要素」
http://www.umareru.jp/blog/2013/07/5-7.html

ぜひ、多くのママには「パパ・ボリュームをアップ」できるように
サポートしてもらえると嬉しく思います。

それはママのサポートが増えるという事でもありますから!

すべてのパパとママに万歳!

監督・父
豪田トモ

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