虐待が起こる原因を知っておこう

何度かご紹介していますが、

【虐待が起こる原因は主に2点】に集約されます

(これはそれぞれ考え方ありますので
参考程度に聞いてください)。

【1. 孤独な子育て】

子育てを担っている保護者が、
パートナーや親、地域、そして社会から、

十分な理解とサポートを受けておらず、
心理的、社会的に、孤立していること。

子育ては可愛いだけじゃない。
大変なことも多い。

誰かに助けてもらわないと、
とてもじゃないけど、高い山には登りきれません。

でも、

子育てを担う人が孤立してしまうと、

必要な時に助けを求められず、
ストレスが溜まりすぎて、

虐待に至ってしまうこともあるのです。

もちろん、
虐待加害者が悪いことは間違いないですし、
周りのせいにしてはいけないんですが、

児童虐待を無くすために
社会として取り組めることは

「保護者を孤立させない」

ことが最重要課題です。

【2. 保護者が抱え続ける愛着障がい】

自身も、親から何らかの虐待を受けている、
もしくは、
親から十分な愛情を受けずに育ち、

「愛着障がい」を抱えてしまっていると、

子どもに愛情と信頼を無条件で与える方法を
知らない場合があり、

いざ問題が起こった時に、

「自分がされてきた虐待的な接し方」

しか知らない可能性が出てきます。

そうすると、
ストレスが溜まりすぎてしまった時や
精神的に不安定になった時、

子どもが泣き止まない、
ぐずりが止まらないなどの

対処が大変な状況になった時に
虐待的な子育てをしてしまうことがある、

ということはよく知られています

(もちろん、愛着障がいを抱える人が
すべて虐待的な子育てをするわけではありません)。

児童相談所に出来ることもたくさんあると思うけれど、
残念ながら、「対処療法」的なメソッドには限界があるかもしれません。
それも必要なんだけど、「予防療法」的な考えとして、

【1. 孤独な子育て】
【2. 保護者が抱え続ける愛着障がい】

への対策は、きっと多くの親子を救うことになると思うんですよね......。

皆さん、どう思われますか?


監督・父
豪田トモ


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