『こどもかいぎ』を完成させてくれたのは、コロナ禍の子どもたち

子どもたちの今と未来のために作った映画『こどもかいぎ』。

実はこの作品、

「お蔵入り」にする予定だったんです。

昨年、公開した『ママをやめてもいいですか!?』は
コロナの影響で大打撃を受けました。

でも僕らのような映像業界は、ほとんど何の保証もされない。
毎日笑って過ごしてるけど、悔しい思いは拭えません。

僕たちのような小さなプロダクションでも、
毎回、家一軒分くらいの費用をかけて映画を作るので、
シャレにならないほど、インパクトは大きかった。

その間に、映画の見方はNetflixのようなサブスクに移行していく。

映画館で、自主上映会で、みんなで映画を見る。
そんな文化・習慣は廃れていく......。


悩みに悩む中、

すでに撮影を進めていた

『うまれる』の続編は、

昨夏に、苦渋の決断の末、製作中止に。


そのような中で、
ほぼ完成に近づいていた

『こどもかいぎ』をどうすべきか。

毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、毎日、
考えていました。

当時は今以上に、世の中はコロナでいっぱいいっぱい。

そんな時に、
見ず知らずの子どもが出てくる映画に
果たして興味を持ってもらえるんだろうか......。

いや、ないな......。

プロデューサーで妻の朋子にも
「いまはマーケットがないかもね......」と
涙を浮かべながら何度も言われていました。

この作品も生むことは出来できない......。

そう決断をしようと思っていた頃です。

10歳の娘に、ちょっとした異変が起きました。

登校を自粛しているお友達に会えない悔しさ、寂しさから、
「うわぁーーーーん!!!!」と
激しく泣き始めたんです。

僕はどうしたか?

背中をさすることしか出来ませんでした。


そう。コロナ禍の子どもたち......。

子どもたちはコロナになってから、
もしかしたら大人以上に、様々な変化を、ストレスを抱えながら、

ただただ、じーーっと我慢していませんか?

大人に言われるがまま、
マスクにもいち早く慣れ、

静かに給食を食べ、

屋外ですら遊ぶことも許されず、

お友達とおしゃべりすると叱られ、

部活動も、
運動会も、
修学旅行も、
遠足も、
発表会も、

続々と中止......。


子どもたちは、
なーんにも悪くないのに。

でも、僕にはどうすることも出来ない......。

そんな時、さらに、衝撃的な光景を目にしました。


分散登校中の娘が
教室とオンラインでつながって、

お昼ごはんを食べていたんです。

なんか様子が変だな、と思って覗いてみると......、

画面の中の子どもたちは、

みんな、

だまーって、

静かに、

息を殺して、

給食を食べていたんです。。。


これ、
毎日続けてたの???

もうね。
胸がギューーーーーーっとなるって、ああいうこと。

本当だったらさー、
ワイワイはしゃぎながら、
「静かに食べなさーい」とか叱られながらも、

楽しく給食を食べていたはずなんですよ!

それが、無言......。


その時にね、僕の脳がスパークしたんです。

この子達、

絶対、絶対、言いたいことがあるはず!!

誰かに聞いて欲しい、

何かを抱えているはず!!

この子どもたちは
不満や悲しみ、孤独感を

誰かにぶつけられているんだろうか?

ちゃんと話を聞いてもらっているんだろうか?

未来に何か大きな弊害となって現れてくるんじゃないか?


よし......。

やっぱ作ろう。

コロナ禍において、
僕に出来ることはあんまりないと思ってた。

でも、映像の力で何かが出来るはず。

いま、いま、このコロナ禍だからこそ、

「子どもの話を聞こう!」という映画を作ることで、

おこがましいけれど、

社会に何かを問いかけられるかもしれない。

こういった映画があることで、

もしかしたら、一人でも多くの子どもたちが
話を聞いてもらえる機会を作れるかもしれない。

我慢をし続けてきたこの子達に、
「話すことの楽しさや、聞いてもらえる安心感」
を届けられるかもしれない。

よし!


最後の最後の貯金を引き出して (笑)、

映画『こどもかいぎ』を完成させることに決めました。

スタッフみんなのおかげで、素晴らしい作品が出来た。


あとは、

どう、皆さんに観ていただくか。

どう、ムーブメントを作れるか。

どう、社会に、ひとしずくをもたらせるか。

僕一人の力じゃ出来ないかもしれない。

でも、仲間がいれば、なんだって出来る!
(「やればできる!」のティモンディ高岸さん、大好き!)

皆さまからの応援をいただき、

日本中に子どもたちが発言・対話をできる場所を作りたい!

子どもの今と未来に助けになれるような活動を広げたい!

「あの映画がきっかけになって、
日本って、対話する習慣が出来てきたよね」

数年後に振り返って、そう思ってもらえたら、もうホントに嬉しい!

クラウドファンディング、残り2日。
ファーストゴール達成まであと約47人のご支援が必要です!

皆様のお陰様で、夢が夢ではなくなってきました!
本当にありがとうございます!

どうか皆さん、
応援してください。
仲間になってください。

「あの活動って、自分もちょっと関わってたんだよね」

そう、誇りに思ってもらえるように魂を込めていきます。

最後まで応援いただけたら嬉しいです!

やればできる!

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子どもたちの未来のために !虐待やいじめから救うために !
対話力を育む「こどもかいぎ」を広めたいです!

終了まであと2日!
ひとりでも多くの方に広めてください!
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監督・父
豪田トモ

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