30年以上経っても続く、いじめの後遺症

音楽家の小山田圭吾氏が、
過去のいじめの加害によって、大バッシングを浴びてますね。

発端となった記事を読みましたが......、
皆さん、どう思いました???

正直、

胸クソわりぃーーー!!

とはこのことですね(言葉遣い、失礼)。

彼らの行為は、
もうね、「鬼畜」と言っていい。

本当にひどい。
(当時の記事のリンクは文尾に)


大炎上の背景には、

「当然だ」と言う意見もあれば、
「30年以上前の過去の話を持ち出して、やりすぎでは?」
と言う意見もあるようですね。

どっちもそうかもしれない。
だけれど、

一つ、超絶に大事な視点がある。
それは、

【いじめは後遺症が何十年にも渡る】

ということ。

実は

1年前から、いじめをテーマにした作品を作っていて、
世のいじめをボッコボコにしたい!!と思っているんですが、

いじめ被害の後遺症としては

・ひきこもり
・不登校
・学業不振

だけでなく、

・鬱などの精神疾患
・自殺

などが知られています。
さらに、

ストレス性の慢性炎症のリスクが高まることで、

【寿命を短くする可能性がある】

という研究結果もあるんです。
知っていましたか?

つまりね、

「いじめてごめんね」
では済まされない

いのちを左右する深刻な事態に
陥る可能性があるんです(!!)。


実は
僕も

小学校5年生の時に
「無視」と言ういじめに遭ってから、

人が信用できなくなってね......。

正直、それは今でも、残っているんですよねぇ......。

仲良くしていた友達が、

ある日突然、話しかけても答えてくれなくなった、

という体験から、

「いつかこの人も、自分のことを無視するかもしれない」

という「未来恐怖」が
どーーーしても抜けないんです。


全員じゃないし、いつもじゃない。

顔をペンペン叩いて、
「忘れろ!」って何回も言い聞かせてるんだけど、

影のように僕を追いかけてくる。

「無視」なんて、よくある子どものいじめ、くらいに思われているかもしれない。

けど、
その時の胸を突き刺す痛みは、

30年以上たっても、
波のように、寄せては返ってくるんですよ。

小山田圭吾氏らのいじめに遭った人も、

きっと、同じく30年以上経った今でも、

苦しんでいるんじゃないかな......。

もしかしたら、
普段の生活では何事もなかったように過ごしているかもしれない。

けれど、

さざ波のように、ざわざわとした不安が打ち寄せることもあれば、

津波のような、大きな人間不信に飲み込まれてしまうこともある。

周りの人たちには、

そして、いじめの加害者にも、

この心の揺れ動きは、きっと分からない。


いじめは、今でも日常的に発生しています。

文科省のデータによると、

小学校4年生から中学3年生までの間に
いじめられた・いじめた経験がある子供は......

なんと、

9割......。

記事で読むものでも、
漫画やドラマで見るものでもない。

【「いじめ」は、子どもたちのリアル】。


いじめのない教室を実現するために、

子どもたちの笑顔をなくさないために、

僕たち大人は何ができるのか???

今回の報道をきっかけに
一緒に考えていきませんか?


監督・父
豪田トモ

※参照: 小山田圭吾 いじめインタビュー記事内容全文文字起こし
https://norikazu-miyao.com/?p=35061

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