「出産一時金」が増えたとしても......

出産育児一時金東京新聞.jpg ※ 東京新聞より

出産費用に使われる「出産育児一時金」が
現行の42万円から50万円への増額が検討されているらしいですよー。

お! いいじゃないかぁ!
な〜んですけど、

出産費用の全国平均は約50万円で、
東京都は約62万円。

2010年に娘が誕生した時は、都心ということもあってか、
実は100万円近くかかりました(ぐぉー)。

これに、妊婦健診費、マタニティ・ベビー用品費など入れたら......。

42万円じゃあ、足りない足りない......。

50万円でも、足りない足りない......。

もし、

経済的な理由で、出産に踏み切れない人がいるのだとしたら、

出産しても育てるのが難しい、と思われてしまうのだとしたら、

それはとてもとても、悲しいことだなぁと思いませんか?

今回の追加支援で、

将来、子どもを育てることへの不安が少しでも減り、
育てやすい社会になるのだとしたら、

それは歓迎すべきことですね。
国には感謝したいと思います。


とは言え、

とは言え、

とは言え、

子供を産み育てやすい社会にするには、

まだまだ課題が山積〜。


とっーーても大切なのは、

子供を産み育てることがママだけに強いられるのではなく、

パートナーや周りの人たち、そして国・自治体などなどと

皆んなで言わば「チーム」になって育てることができ、

子供を育てることがいかに楽しく、

幸せなことか、が実感できる社会にすること!!

ではないでしょうか!!??

いまはママへの負担が大きすぎ、

子育てを楽しめる領域まで到達できない人が多すぎます!!

『ママをやめてもいいですか!?』
と思いたくなったことがある人が、

現在は77%
(『ママやめ』調べ)。

少なくともこれが10%近くにまで落ちれば
(これは理想かもしれないけど!)、

「日本って子どもを産み育てやすい社会になったね〜」

って言えるのかな、と思いますが、

いかがでしょうか?


言うは易し、行うは難し。
イエス!

ですが、
直近の課題としては、

・パートナーの出産立会い率を増やすこと

・パートナーの育児休暇取得率を増やすこと

・ママが孤独にならないように下を作り上げること

・妊娠期間中から産後までの長期間にわたって
家族をサポートできる一気通貫の支援体制の構築

・もっともっと経済的な優遇措置をつける!

・学校や会社、病院でもっともっと子育てについて学ぶ機会を増やす
(特に男性に!)

・子育ての義務教育化
(これは強く訴え続けたい事柄の一つ)

などなど、
これだけじゃあないけれど、

検討すべきことは山ほどありそうです。

これまで、国・政府はどちらかと言うと、

「子育ては家族の問題」

として、あまり介入しない立ち位置に近かったけれど、

非行、犯罪、うつ、精神疾患、依存症などなど、

子育て環境の結果によって
色々な社会的な問題を生み出している事は
既に「科学的」になりつつあるので

(詳しくは「愛着障がい」関連のブログをご参考ください)、

子どもの笑顔が増えるためにも、

国はもっともっと「コミット」してもいいんじゃないかな〜とは思います。



監督・父
豪田トモ


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