何も言わずにただ寄り添う

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※豪田トモと山本詩子先生

「寄り添う」「寄り添う」ってよく聞くけど、
一体どういうことでしょう??って思いません??

先日、
ワンオペ育児や現代のママを取り巻く子育てなどをテーマに製作をすすめている
ドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか?』の撮影で

日本助産師会・会長の山本詩子さんのお話を聞いて、
何となく理解できた気がしました。

詩子さんの助産院には
初めての子育て、孤独な育児に精神的に辛くなり、
助けを求めてくるママたちがよくいらっしゃるそうです。

そんな時、詩子さんや他の助産師さんたちは、
ママたちに、ただただ、"寄り添う"ことを心がけます。

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赤ちゃんを抱っこしながらポロポロ泣いているママに、
助産師たちは何も言わず、ただただ、背中をさするの。

「おっぱいを飲んでくれないんです」というママに、
体重もちゃんと増えてるし、問題なく飲めていると思っていても、

「大丈夫だよ、がんばってるね」とも最近は言わない。

自分が訴えていることを否定されている気持ちになっちゃう人もいるから。

「そうなんだね。。。」と受け止める。

あまり余計なことは言わず、
「そうなの。。。辛いわね。。。」と背中をさすり続けるの。

ずっとさすり続けていると、そのうちママは泣き止んで、

「わたしがこの子を育てていきます」

という決意を持った顔で前を向くことが多いのよ。

それまで、
ただただそばにいて、待つんです。

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誰かを支えようと思うと、
どうしても、何か気の利いたことを言ってあげないといけない、と
思ってしまいがちです。

でも、
支えを必要としている本人が
自分の力で立ち上がれるようにするには、

余計なことは何も言わず、
背中をさすり、

ただただ"寄り添う"ということが必要なのかな。。。

これから開頭手術を受ける妻には、
出来る限り、寄り添っていきたいと思います。

監督・父
豪田トモ


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