一周忌と愛の形

IMG_9879.jpg ※ 義父と義母

義理の父が急逝して、1年が経ちました。

仲睦まじかった義母の悲しみが消える事はありませんが、
少しずつ落ち着かれてきたのかな、と感じる時もあります。

亡くなってから数ヶ月は、義母が心配で、週6日、
妻と妹さんとで交代で実家に帰っていましたが、

いまでは月に数回になり、
義母も「あなたも忙しいだろうし、今日は大丈夫よ」と
自分から言う機会も増えました

(義母は良い意味で表裏のない方なので、遠慮しての
言葉ではないと思っています)。

1年経つと娘の詩草(しぐさ)もかなり成長し、
いまでは自分一人でトイレに行けるようになり、
冗談を言って人を笑わせられるようになりましたが、

そんな姿を見て、義母や妻、僕がよく言うのが


「詩草の成長を見せたかったね。。。」


という言葉です。

IMG_3212.jpg

義父が亡くなった時は、
まだ詩草もそれほど言葉でのコミュニケーションが
出来ていませんでしたし、
オムツも取れていなかったんじゃないかと思います。

ただ、
一方で、ちょっとスピリチュアルな感じの捉え方をすると、

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肉体がなくなり、
時間や空間の概念のない魂の存在になった事で、
いままで以上に詩草の事を見てくれているのでは、
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と思ったりもします。
と言うか、

そう思う事が助けになる場合があるので、
そう思おうともしています。

IMG_4128.jpg

以前、愛するパートナーを亡くされた方にお話をお聞きした時に、

「(物理的に一緒にいないと話が出来なかった以前と比べて、
亡くなった)いまの方が、存在をより近くに感じる事も多い」

とおっしゃっていた方もいて、何だか深いメッセージを感じました。

(もちろん「あれ以来、時が止まっている」という方もたくさんいらっしゃいます。。。)

そんな事を考えていた時に

「詩草の成長を見せたかったね。。。」

という気持ちは、おそらく、

( 詩草の成長を物理的に、視覚的に見て欲しい )

という事だけでなく、


( 詩草の成長を笑顔で見ている「義父の顔が見たい」 )


という事もあるなのかもしれないなぁと思いました。

そして、それは、
純粋に愛の形の一つなんだと思うのです。

IMG_0735.jpg

詩草は最近、自転車に乗れるようになりました(補助輪付きですが)。

そんな姿を見て、義父はどんな笑顔を見せてくれたのかな、、、

と感じる事があります。

お義父さん、

ご存知だと思いますが、
僕らは幸せにやっていますよ。

監督・父
豪田トモ

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