体験談より「最愛の父の命日」

夢中で仕事に打ち込んで10年が経った頃、

父方の叔父が脳卒中で急逝したことをきっかけに、
両親が自分にしてくれたことを少しでも恩返ししたいと思い、
結婚&出産を決意しました。

その後順調に結婚、妊娠と進み、
まさに一点の曇りもなく幸せな妊娠期間を過ごし、
幸せな出産を信じて疑わなかった矢先...。

出産予定日の10日前に実父が脳梗塞で倒れ、そのまま意識不明に。

まさか、そんなドラマのようなことが自分の身に起きるなんて、信じられなかった。
誰よりも孫を欲しがり、妊娠を一番に喜んでくれた父。
私の大きなお腹を触りながら、待ってるよと声を掛けてくれた父。

その父にせめて一目会わせてあげたかった、
せめて一度抱かせてあげたかった、そんな思いで父の傍で過ごした1週間。

予定日の前日に逝ってしまった父。
そしてその父のお葬式の日に産まれた娘。

まるで二人はバトンタッチでもするかのようでした。

もうすぐ1年経つ今でも、どうして父はもう少し待っていてくれなかったのか、
そして娘はもう少し早く産まれてきてくれなかったのか、
なぜ同じタイミングだったのかと、

何か意味があるのではと考えずにはいられません。

娘の誕生日の度にやってくる最愛の父の命日。
まさに、人の力の及ばない大きな力で動かされているようです。

娘が話せるようになったら、ぜひこの事を聞いてみたいと思います。

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★ 映画『うまれる』の体験談より
http://www.umareru.jp/experience/

★ 「親子関係」に関するブログはこちら
http://www.umareru.jp/blog/cat161/

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体験談を書く事を通じて自分自身に向き合う事は、
癒しのプロセスの始まりでもあり、
自分の中に新しい何かが生まれる可能性を秘めたものでもあります。

ぜひこの機に、人生で大きなインパクトを残した体験や、
今まさにインパクトを残しているご経験を振り返り、
新たな「誕生」を迎えていただければ幸いです。

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