うまれる ずっと、いっしょ。|映画『うまれる』

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うまれる ずっと、いっしょ。

体験談より:「時間薬」

後期流産のお話です。

長女(2013年生まれ)と次女(2016年生まれ)の間に起った出来事です。
多嚢胞性卵巣のため、不妊治療をずっと行っておりました。

2015年8月上旬、
主人と当時間もなく2歳になる娘と安定期(17W)入ってすぐの検診に行きました。

7月末に膨らんだお腹が少し小さくなった気がしたのですが、
気のせいで元気な姿が見られるだろうと思っていました。

しかしいつも明るい先生が無表情。

そして
「心臓がね、動いてない。計測値からみて、
亡くなってもう2週間程度経っているみたいだよ。」

と告知してくれました。

泣くこともできずに、でもなんとなくこうなることを予想していたのか、
冷静に先生の話を聞きました。

「処置しないといけないんだけど・・」
と言われたところで、

長女の誕生日が近いので、先生の話を遮って
「〇〇(長女)の誕生日まで待ってください。」

あと数日まで迫った長女の誕生日を入院して過ごしたくない、
お腹の子も含めたみんなで長女の誕生日を祝ってやりたい、

今考えるとただのエゴだったのかもしれませんが、
これが最善の選択だと信じて。

処置は長女の誕生日翌日から始めることになりました。

診察室をでて、気が抜けたのかボロボロと涙が溢れて、
でもすぐに両親に知らせなくてはと電話して報告をしました。

その後、血液の検査の部屋に呼ばれ、
看護師さんがたくさん話を聞いてくれました。

その看護師さんの娘さんも流産を繰り返されていたようで、

「大丈夫よ。
今はね、とってもつらいだろうけど、また来てくれるからね。
そのときはきっと元気な姿見れるよ。

時間薬。

時間が解決してくれるから。
うちの娘もなんとか乗り越えてもうすぐ生まれるのよ。
あなたにもきっと同じような時間がくるからね。」

と話してくださいました。

それから帰りの車の中では、
主人と2人で泣きながら帰ったのを覚えています。

その後、長女の誕生日の翌日から処置が始まりました。
とても痛かったですが、どうにか耐え、その翌日に入院。

昼からLDRに通され、陣痛促進剤を投薬されました。

陣痛促進剤を入れてからしばらくし、私は寒気を覚え、
真夏なのに布団を持ってきてもらいました。

LDRは長女を生んだ時と同じお部屋で、
『長女の時は暑くてクーラーをガンガンにしてもらい、
先生が「寒っ。」と言ったな~あの時とは正反対だな。』と
熱に侵された頭で考えていました。

生まれるまで、本当に寒くて寒くて、
看護師さんがずっと手をさすってくださっていました。

そして夢うつつになっていた時に金色の光がみえて、
そのあと『宙(ヒロ)』という文字が浮かんできました。

私は無意識にお腹に
「あなたのお名前だけど、2つ候補があるの。選んでくれる?」
と呼び掛けていたので、

浮かんできたときにツルンという感覚があり、目を開けると
先生と長女が生まれてきたときにおられた助産師さんがおられて、

「もう終わったよ。頑張ったね。」
と声をかけてくださいました。

8月14日午後3時40分 身長12センチ 体重30g 性別不明

亡くなってからずっとお腹の中に閉じ込めていたので、
とても小さくなっていました。

そして、ほかの人が見たら気持ち悪く思うかもしれない色でしたが、
とてもとてもかわいい我が子でした。

時間薬の話をしてくれた看護師さが来てくださり、

「かわいいね。
先生は性別不明って書いてたけど、
女の子に見えるね。」

と言ってくださり、
私も女の子に見えたので、性別がわかって嬉しかった記憶が
残っています。

でも触ると壊れてしまうかもしれないとのことで、
直接触ったり、服を着せることは叶いませんでした。

その後、火葬し、お骨をわずかですが持ち帰ることができ、
今でも、お家で一緒に過ごしています。

その当時は、とてもつらくて、
流産・死産の本やネットを調べていました。

何か理由があってのことだということでしたが、
その子の出産予定日の少し前に、主人の転勤が決まってしまいました。

転勤でバタバタするから『宙(ヒロ)』が身を引いたのかもしれません。

その後、転勤の引っ越しの日に妊娠がわかり、
無事にお腹の中で成長し生まれてきてくれ、10月に2歳になります。

長女も『宙』の話をたまにしてくれるようになり、
わかったことがあります。

『宙』は長女がお腹にいるときに一緒に遊んでいたこと。

実は長女を妊娠した時、
心拍が確認できた際にもう一つ胎嚢が見つかったのです。

その子である可能性があると思っています。
長女を授かったのは『うまれる』でも登場する施設です。

『宙』は名前通り(ヒロ:ハワイ語の結ぶの意味からきています)いろんな縁をつないでくれたようです。

これを書いていて涙が止まりませんでしたが、
前とは違う心持ちです。

「時間薬」のおかげかもしれません。


(投稿者:宙(ヒロ)ママさん)

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★ 映画『うまれる』の体験談より
http://www.umareru.jp/experience/

★ 「子供がうまれる」に関するブログはこちら
http://www.umareru.jp/blog/cat99/

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