体験談より:第二子を後期流産した分娩台で聞いた、第三子の産声

長男を30週1700gで出産。

ウテメリンで重篤な副作用が出た為、次の出産からはウテメリンが使えず、
それでも切迫早産のリスクがあるので妊娠にはすごく慎重でした。

長男が5歳の時第二子を妊娠、つわりがひどく入院をしながらなんとか耐え、
切迫早産に備えて子宮口を縛る手術をするために入院した次の日。

お見舞いに来た長男の頬が赤く腫れていました。

『りんご病かも?』

担当医に伝えると、すぐさま隔離され、
家族にも感染してるかもしれないからと面会も謝絶。

つわりがひどく何も食べれず吐いている中、
『感染していても何もないこともある』と、血液検査と予定通りの手術をしました。

2週間ほどの隔離入院中に、
りんご病に感染していることがわかり、

退院する数日前から毎日エコーで赤ちゃんの水腫を調べることになり、
退院する前夜水腫があることがわかりました。

まだ15週でした。何もできることはありません。

退院日の昼にはかなり大きくなっていて、
1週間が山場だと言われ退院しましたが、

つわりはまだ波があり、
一週間後の診察日前夜、
ひどく気持ち悪く吐いたのを覚えています。

そして診察。

『心臓、止まってる』と、

先生に言われ、何度か見てもらった後、
そこからはひたすら泣いて、
今後の説明はあまり覚えていません。

長男の時も産声なく、
24時間が山場ですと言われました。

幸い長男は元気に大きくなっていますが、
神様はどうして私に『普通に』出産させてくれないんだと、
心から思ったことを覚えています。

助産師さんたちのあたたかいお心遣いで
たくさん抱っこして旅立たせることができましたが、

時が経つにつれなんであの時...
どうしてあんなに気をつけていたのに...
幼稚園が気をつけてくれていたら...
といろいろなことを考えていました。

園長先生に怒鳴り込む夢まで見ました。

それから幼稚園に行事で行くたび、
息が苦しくなり涙が止まらず、幼稚園に行けなくなりました。

参観や行事は主人に行ってもらい、
家でも何もできない日々。辛くて辛くてたまりませんでした。

長男のために何かしてあげたくても、
何もできないことが歯がゆく、それでも何もできない日々が続きました。

カウンセリングに行ったり、
グリーフケアもしました。

でも日に日にひどくなる体調に、心療内科へ行こうと、決めました。
お薬に頼って、体調がいい時にできることだけして過ごしました。

ちょうどその頃、
従姉妹が別の理由で気持ちが落ちていて、
2人で毎日のように話をしました。

話をしていると自然と夕飯が作れたり、家事ができました。

2人で楽しいことも探しました。
歌うこと、私たちはこれが大好きなんだ!と、
よくカラオケに行きました。

そうして体調も安定して来た頃、
やっとお骨を納骨する気持ちになりました。

そしてその後すぐに第三子を妊娠しました。
長男の卒園を控えた冬でした。

今度は万全を期して、マスクは肌身離さず、
つわりがひどいため入院も何度かしました。

長男にはかわいそうでしたが、
極力接触がないようすごく気をつけました。

手術も終え、普通なら内服で自宅安静の張りでも入院しました。
自宅にいてもずーっと安静生活でした。

長男は入院中に世話ができる人がいなく、
実家の近くの小学校に一時的に転校していました。
すごく頑張ってくれました。

みんなで頑張って、
無事に第三子を出産することができました。

分娩台の上で、産声を聞いてから、しばらく号泣でした。

2年前に第二子を出産した分娩室で、
赤ちゃんの産声を聞いている。

本当に嬉しくてたまりませんでした。

もうすぐ一歳になりますが、
お空にかえったあの子が産まれていたら、
この子には会えなかったかもしれないと思うと、
とても不思議です。

そして、この子が居なかったら、私はどうなって居たんだろう。

産まれてきてくれたこの子と、
どんな時でも私を支えてくれた長男が愛おしくてたまりません。

(beavermama さん)
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