親ばか日誌: 娘との二人旅で突きつけられたモノ

一年半ぶりに小一の娘・詩草(しぐさ)と二人旅に行ってきました。
前回は房総半島でしたが、今回は那須。
紅葉が綺麗だったなー。

「二人旅」というのは、

お互いに「逃げ場」のない中で向き合うことで、
妻に比べて距離の空きがちな父娘の距離感というものが、
妻がいない分、否応無しに縮まっていきます。

途中からはベッタベタになってくれて嬉しかったな〜。

ま、ここまではノロケ話なんですが
(我が子に「ノロケ話」って言うのかな?笑)、

ここからちょっと難しいテーマいきますよ☆

皆さん、「我が子との会話」ってどうされてます〜?

二人旅を始めて少し経って、
「あれ??」と困ったのが、恥ずかしい話ですが、「会話」でした。

「こんなに長いこと、何を話せばいいのかな。。。」

と。。。

普段の僕らに会話がないわけではないんですが、
二人旅になって、

いつもの会話が半ば事務的なものであった

事に気づかされてしまったんです。

「学校、楽しい?」

「今日は何をやったの?」

「(テレビ見ていい?)ダメ(もしくは「いいよ」)」

「歯磨きした?」

「そろそろ寝るよー」

すべてとは言いませんけれど、
こんなのがどうしても多かったんですよね。

家ではこれで数分間の会話が成り立てば
何となく「親子で会話している」感じになりますけど、

ずっと一緒の二人旅ではそうはいきません。

「学校楽しい?」だと「うん。楽しい」だけで終わってしまうし、
「那須、楽しみだね」だと「うん。楽しみ」でしぼんでしまう。

会話が広がらねーぞーーーー!!!

母娘は僕よりも一緒にいる事が多いし、
もっと色々と会話しているような感じなのがうかがえますが、
やっぱり、母娘と父娘はちょっと違います。

そういうのをもろもろ、目の前に突きつけられてしまったんですよね。

様々な取材・撮影をしていると、
似たような状況に陥る事があるんですが、

こういう時は頭をひねって、ある事をします。

それは、

「質問」です。

聞く内容を工夫すると、
相手から全く違った反応を引き出せる事があるんですよね。

そこで、思い付く限り、
イエス・ノーで終わらないオープン・クエスチョンにして、
娘が関心のある、好きなテーマを聞いてみる事にしました。

例えば、

「学校は楽しい?」の後に「何が一番楽しい?」とか
「何の授業が一番得意? 一番苦手?」

「詩草が今まで乗ったジェット・コースターで、
一番楽しかったベスト5を教えてよ」
(ジェット・コースター好き&ランキング好きなので)

「ゾウに乗った時にどう思った?」
(那須ワールドモンキー・パークのゾウ・ライドを
めちゃめちゃ気に入っていたので)

→「(答えに対して)それはなんで?」
→「何か似たような感じを思った事は他にある?」
→「ゾウはどっから来たんだろう?」

などなどと質問を投げかけていくと、
会話がどんどんと広がっていきました。

もしかしたらちょっとだけ娘の内面を掘り下げられたかもしれない。

最初はちょっとしんどかったですが、
徐々に波に乗れて、途中からは父娘の会話が
とても自然になっていったように思います
(あくまで父視点ですが!)。

その証拠に、娘は途中からはベッタベタだったもんねーー。

これ、
(どちらかと言うと会話をする傾向の強い女の子)だからまだいいけれど、
男の子だとどうなんだろうな〜、と思いました。

僕が小学生の頃は母と大して会話をした記憶もないし、
また、母と会話をして楽しかったという思い出もあまりない(笑)。

うちのスタッフは計4人の男の子を育てているママたちですけれど、
やっぱり「あまり話してくれない」と言ってました。
他のママ友も同じように話されます。

でもこれ、きっと「質問の仕方」で違う展開が見られる
可能性もあるんだろうな、とも思うんですよ。

ドキュメンタリーをやっていて思いますけれど、
「質問の仕方」で相当、変わりますから。

世の中には「質問力」を学べる本やセミナーなんかあるので、
もし「我が子との会話」にお困りの方は、そういうのにトライしてみるのも
一計だなと思います。

色々な意味で、娘との二人旅、は学びと気づきが多かったです。

次はいつ行けるかなー?

皆さんは子どもと二人旅してますか〜?

監督・父
豪田トモ

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