性的マイノリティの人たちが存在する理由

こんにちは!
監督の豪田トモです。

大多数のLGBTではない「ストレート」の人たちにとっては
「なぜLGBTのような人たちが存在するのだろうか?」
と考えた事はあると思いますが

(議論はあるかと思いますが、本ブログでは便宜上、
性的マイノリティの方たちを、総称してLGBTと書かせていただいています)、

いろいろと取材・リサーチしていくと、おそらく

【基本的に原因はない】

のだろうなぁと思います。

妊娠中に母体にストレスがかかりすぎたから、とか、
家庭内で父親の力が弱いと子どもはゲイになりやすい、というのは
都市伝説みたいなものですし、
遺伝子レベルでもまだまだ原因はよく分かっていないようです。

「ゲイの人は男っぽく育てられた子も女っぽく育てられた子も
 同様にゲイになる」

という実証もあるようなので、
ほとんど「生まれつき」という事になると思いますが、
同時に後天的な環境要因が関係しない事もまた証明されていないようです。

よく性的少数者の方々は
「育て方が悪い」、「大人になれば落ち着く」
などの言葉をかけられる事があるようですが、

レズビアンもゲイもバイセクシュアルもトランスジェンダーも、
ほぼ「生まれつき」のものなので、

親の子育てが悪かったわけでも、
女の子の格好をさせすぎた(逆も然り)結果でもない

んですね。

親や周りが「変えよう」と思って変わるものではないし、

「なんで同性が好きなの?」という質問は、

「なんで異性が好きなの?」という質問に答えられないのと同じく、
当事者の人たちにとっては自然な事

なのです。

もし我が子がLGBT当事者であったとしたら、

親としては

自分の子育ての反省をする必要は全くなく、
運動や勉強、人付き合いがあまり得意ではない、
背が高い・低い、太っている・やせているなどと同じ事、

と受け入れて、
寄り添えるようにした方がいいのかなぁという気がします
(言うのは簡単ですが。。。)。

トランスジェンダーの方々は
「性同一性障害」という医学的診断があり、
手術によって身体的な部分は治療できますが
(治療を望まない人もいますが)、

同性愛は医学的にも病気でも治療対象でもありません
(治療すれば治るんじゃないかと考えている人はたくさんいるようです)。

「一時の気の迷いなのでは?」

という認識がある人もいると思います。
もしかしたらそういう人もいるのかもしれませんが、

【大多数は「生まれてから死ぬまで」LGBT当事者】

のようです。
そういう意味では

急に現代になって人口の5〜8%の人たちが
現代的な疫病のように性的マイノリティになってしまったと見るよりも、

「性という生の根本部分」は普遍的なものなので、
古くから当然のようにあっただろう

と考えるのが僕は自然かなぁと思っています。

また、
人間以外にもサルやオランウータン、カモメ、犬、猫、
カエル、亀、イルカ、トカゲ、トンボ、ハエなど

【約1,500種類の動物や昆虫でも同性愛的行動が見られる】

そうですよ。

監督・父
豪田トモ

spacer
image

カテゴリ

spacer
image
spacer
image

月別 アーカイブ