体験談より「お願いがあります」

治療についてのエピソードではないのですが、
不妊について多くの方に理解をしていただきたくて、今回、私の思いを投稿してみました。

私の旦那は、市役所に勤める公務員。

結婚をしたその日から、

「がんばって市の人口を増やしてね!」

と役所の人やご近所さんから言われるようになったんです。

結婚して3年経ちましたが、子宝に恵まれません。

「お子さんは?あらっ、まだなの?」
「早く産んだほうがラクよ~」
「早く孫の顔を見せてあげないと、お義父さんが可愛そうだよ」・・・・

心ない言葉に3年間耐えました。

「やめてください、そんなこと言わないで!」

が言えないんです。

役所の人に反抗して、旦那の仕事上の立場を傷つけたくないんです。

スーパー、道端、100円ショップ・・・・
いろんな場所で、心ない言葉を言われました。
だから、出かけることすら怖くなったんです。

「また何か言われないかな・・・・」

スーパーでも、誰かに会わないか心配で仕方がない。

どうしても出かけなくない日は、ネットスーパーを使ったりしてなんとか乗り切っています。

前まで、一番の願いは「子どもがほしい」でした。

けど、今の一番の願いは「普通の生活がしたい」なんです。

役所の人や、ご近所さんの言葉に怯えることなく、
普通にスーパーや100円ショップで買物したり、
遊びにいったりしたいだけなんです。

私の、この投稿を読まれている方にお願いがあります。

お子さんのいないご夫婦に対して、

「子どもはまだ?」

と聞くのは、ぜったいにやめてあげてほしいんです。

女性は、子どもを生むための「機械」ではないんです。
心を持った「人間」なんです。

ちょっとした雑談のつもりで言った言葉が、
相手を傷つけてしまうことがあるのだと、

心の片隅にでも覚えておいていただけたら幸いです。

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★ 映画『うまれる』の体験談より
http://www.umareru.jp/experience/

★ 「不妊治療の現場」に関するブログはこちら
http://www.umareru.jp/blog/cat33/

【皆さまの体験談を募集しています!】

体験談を書く事を通じて自分自身に向き合う事は、
癒しのプロセスの始まりでもあり、
自分の中に新しい何かが生まれる可能性を秘めたものでもあります。

ぜひこの機に、人生で大きなインパクトを残した体験や、
今まさにインパクトを残しているご経験を振り返り、
新たな「誕生」を迎えていただければ幸いです。

体験談ページより、投稿いただけます!

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