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ママさんタイムのご案内
■ 「ママさんタイム」とは?

映画『うまれる』シリーズでは、【世界一ママに優しい映画】を目指し、

「赤ちゃんの泣き声は映画のBGM!」

として、3歳以下の小さなお子さまと一緒に観れる「ママさんタイム」の実施を推奨しております。

映画『うまれる』シリーズの自主上映会では、3歳以下の小さなお子様の入場を許可した上映会を「ママさんタイム」とネームミングしています。尚、2015年8月1日よりうまれる事務局からご請求する0歳〜6歳の未就学児のお子様の料金は無料になりました。

 

■ なぜ「ママさんタイム」なのか?

「子どもは可愛いけれど、育児は大変。。。」

と感じるママは多くいらっしゃるかと思います。

日本では育児の大部分を女性が担当する事が一般的。
重労働で孤独になりがちな育児は、産後ウツや育児ノイローゼ、虐待などの問題と常に隣り合わせです。

 

■ 子育ては国育て

私たちは「子育ては国育て」だと感じています。

国や社会は、一人一人の人間が作り上げた総体であり、誰もが幸せに生きる社会を作り上げて行くには、一人一人の人間の成長が欠かせません。

子供は「未来人」であり、今後の日本を背負って立つ人材でもあるわけです。

その「未来人」の尊い命に向き合い、人の一生の中で最も大切な時期を預かるママは、言わば「国策」を担っているわけで、常にサポートと癒し、そして感性を育む時間が必要なのではないかと私たちは考えています。

 

■ 日本の将来を担う未来人育てをするママさんたちをサポート!

しかし、「映画は観たいけれど小さい子どもがいるから無理。。。」というのが現実。。。

そこで、上映会主催者様に、小さなお子さんと一緒に映画を観れる「ママさんタイム」を実施していただき、日本の将来を担う未来人を育てていらっしゃるママさんたちをサポートしていただければと思っております(現在、80%以上の自主上映会主催者様が「ママさんタイム」を実施されております)。

愛するお子様と一緒に映画『うまれる』をご覧いただき、気持ちの良い涙を流していただく事で、育児の力になる事が出来れば、、、と願っております。

 

■ 「ママさんタイム」の様子


動画で雰囲気を掴んでくださいませ。

「ママさんタイム」ネーミングに込めた想い

 

<「ママさんタイム」に関するご注意事項 >

  • チラシ・ポスター・ホームページなどの事前の告知媒体で、赤ちゃんと一緒に観れる「ママさんタイム」であるという事を明確にご案内くださいませ。ママさんは「一緒に観る事が周りの迷惑にならない」という「心の確証」を必要としております。ご協力のほどよろしくお願いいたします。
  • 「ママさんタイム」の赤ちゃん同伴率は7〜8割とされております。
  • 「ママさんタイム」は、大人の方の膝の上、あるいは抱っこしていただいた状態で見ていただく事のできる赤ちゃんを想定しています。歩けるようになったお子さまは、映画の上映中ずっとじっとしていることは難しいかと思いますので、会場内を歩き回ったり、遊びたくて泣いてしまったりした場合は、いったん会場を出ていただくことを予めご案内ください。また、(用意されている場合は)託児サービスのご利用をオススメいたします。

 

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◆ 「ママさんタイム」を成功させる9つのコツ
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【1. 「ママさんタイム」である旨のアナウンスをすること】

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  • 他のお客さまへの配慮と、「他の人に迷惑にならないかしら?」と常に周りを気遣っているママさんたちに安心していただくため、チラシ、ポスター、ホームページなどの事前の告知媒体やチケット販売時の他、会場入場時、上映前のアナウンスなどで「ママさんタイム」である旨のアナウンスをしてください(事前告知のない場合は「ママさんタイム」と認定されません)。入場時にも「ママさんタイム」である旨のお声がけもよろしくお願いいたします。
  • 趣旨をご理解の上でご来場いただけるのであれば、「赤ちゃん同伴」ではない方々にご入場いただいても問題にならないかと思います。
  • いくつかの「ママさんタイム」上映で「子どもが走り回って大騒ぎしていたが、子どもと同伴できる"ママさんタイム"という事で、どこまで注意して良いか分からなかった」というお声をいただいております。

    「ママさんタイム」とは、ご案内させていただいておりますように、基本的には「赤ちゃんと一緒に観る会」であり、「走り回っている子どもと一緒に観る会」とは異なりますので、抱っこで一緒に観ていられない場合や走り回ってしまう場合等は、一度退席いただけますよう、上映前にアナウンスいただけるとトラブルを減らす事が出来るかもしれません。

【2. 一般上映も開催すること】

  • 赤ちゃん同伴を希望していない方もいらっしゃいますので、「ママさんタイム」上映と赤ちゃん同伴ではない一般上映の2回以上の上映を推奨しております。
  • 入場を区分けする事で、赤ちゃんと一緒に観たい方と静かに観たい方の双方にご満足いただける上に、トラブルの可能性が減りますし、来場者が増えて経済的なご負担が軽くなる可能性も高いようです。

※ こちらは絶対条件ではございません。「ママさんタイム」のみの上映でも結構です。

 

【3. べビーカー&オムツ替え&授乳スペースを用意すること】

  • 小さなお子様をべビーカーに乗せて来場されるママもたくさんいるかと思いますので、べビーカーを置けるスペースをご用意くださいませ(銀座でのべビーカー利用率は約35%でしたが(最高で77台!!)、車でのご来場の多かった福岡では約5%でした)。
  • べビーカーを盗もうとする人はまずいませんので、通路の端にオープンに置く形でも概ね大丈夫かと思いますが、保管にはご注意くださいませ。
  • スペースに余裕がない場合は、畳んでいただくようお願いしてください。
  • 階段の昇り降りがある際に、女性にとっては重いべビーカー(3-7kgくらいあります)を運ぶのを男性スタッフにお手伝いいただけると、とても助かるようです。
  • エレベーターによる入場の場合、混雑防止の為、もしマンパワー的に余裕がございましたら、エレベーター付近で交通整理を行っていただければ幸いです。
  • オムツ替え&授乳スペースは、個別の部屋を準備するのがベストですが、難しい場合はパーテーションを用意いただいくか、人目につきにくい場所に作ってください。
  • オムツ替えのために床に敷くマット(厚手のシーツ等でも良いかと思います)のようなものをご用意ください。
  • 「オムツ替え&授乳スペースはコチラ」という案内をA4でプリントアウトし、いくつかの壁に貼ってアナウンスしてください。
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  • 会場のスペースに余裕がございましたら、ゴザやシートを敷いていただけると、小さいお子様をお連れのママさんは助かるようです。

    ただし、段差のない会場の前方ですと、お子様やママの動きが後ろの席の方々に見えて、映画が見にくくなってしまう場合がございますので、事前によくご検討くださいませ。
  • お子さまのスペースに音の出ないオモチャをご用意しておかれますと、ママさんが助かる場合があるようです。

 

【4. 場内を真っ暗にしないこと】

  • ぐずった赤ちゃんをあやすために歩いたり、通路で身体を揺らしながら観るママもいらっしゃいますので、照明を通路が見えるくらいの明るさにし、上映中はずっと付け続けてください。
  • ただし、すべての照明を付ける等、明るすぎる場合は映画に集中できない可能性がありますのでお気をつけくださいませ。

【5. 音量は通常の20%増にすること】

  • 赤ちゃんの泣き声で、多少、映画の音が聞こえにくくなりますので、音量は通常の20%程度、大きめにしてください(事前にテストをされると良いかと思います)。
  • 念のため、上映開始から10分ほどは場内にお残りいただき、一番後ろの席からでも聞き取れるかどうか、ご確認ください。それでも聞き取りにくい場合は音量をさらに上げていただいて結構です。
  • 「ママさんタイム」上映で小さなお子さまがいて映画に集中出来ない・お子さまの声で音声が聞き取りづらい場合、バリアフリー版の字幕が役立ったとのご報告をいただいております。必要であれば、バリアフリー版での上映もご検討くださいませ。

【6. 一時退席するママも映画を観れる環境を作ること】

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  • ロビーや廊下、授乳室などでも上映する場合、テレビとDVDプレーヤーを用意し、事前に全編を通しての再生確認する必要がありますのでご注意くださいませ。

  • ロビーや廊下、授乳室などでも上映する場合、メイン会場から途中で移られても大丈夫なように、5分程度遅らせて再生ボタンを押してくださいませ。

  • 会場とラインでつなげることはできないけれども、ロビーや廊下や授乳室などで映像をお観せしたいという主催者様に、もう一枚DVDをお貸し出ししております(追加料金税込3,150円)。
  • ロビーや廊下、授乳室などでも上映する場合、テレビとDVDプレーヤーを用意し、事前に全編を通しての再生確認する必要があり、また、会場での映画の開始と同時に再生ボタンを押す必要もありますのでご注意くださいませ。
  • ロビーや廊下、授乳室などでも上映する場合、パソコンやテレビだけの音量では聞き取れない事が多いので、授乳室で上映する場合でもスピーカーを設置していただきますようお願いいたします。
  • 音の出ないオモチャをご用意しておかれますと、ママさんが助かる場合があるようです。

※ こちらは絶対条件ではございません。会場によっては、ロビーや廊下、授乳室などで映像を観せたり、音声を流すことの出来ない場所がございますので、その際は他の項目でカバーできるよう取り組んでくださいませ。

 

【7. 「ママさんタイム」とは言え、お子ちゃまが騒がしい場合は注意を促すこと】

  • 1歳以降のお子様は動きたい盛り。中には、お膝の上で映画を観ている事が出来ず、歩き回ったり、映写機の前に手を出したり、会場を出たり入ったり、舞台の上を横切ったり、声を出して騒いでしまうような子もいらっしゃるかもしれません。明らかに他のお客様の映画鑑賞のご迷惑になってしまっている場合は、ご注意いただき、一度退席いただくよう促していただいて構いません。
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  • ママさんやお子様の出入りはあるかと思いますが、ドアを開け放しておくと廊下や屋外の声によって映画に集中できなくなる可能性がございますので、ドアはその都度、開け閉めするようスタッフを配置してくださいませ。
  • 「ママさんタイム」を開催された主催者様からは「赤ちゃん・子どもの声がうるさくてよく声が聞き取れなかった、というアンケート結果をいくつかいただいた」というご報告が時折ございますが、このような試み自体が非常に珍しいため、ある程度、このようなお声があるだろうという点はご了承いただいた上で、「ママさんタイム」を開催された方が良いかもしれません。

    一方で、あまりにも赤ちゃんが泣いてしまい、明らかに他のお客様の映画鑑賞のご迷惑になってしまっていると判断される場合は、事前にお流しいただくビデオでも一時退席していただくようご案内いたしておりますが、このご判断が非常に難しいところだと思います。

    そこで『うまれる』事務局側では、【1分以上、赤ちゃんが泣いている場合は一時退席いただく】よう、ママさんにお話いただく事を推奨させていただくことになりました。いずれにしましても、映画を観ているママさんにお声がけする事はストレスになるかと思いますが、ママさんに寄り添うお気持ちで、また、他の鑑賞者の方々のためにも、ご協力をよろしくお願いいたします。
  • ※ この辺りは、主催者様のご判断にお任せしております。

【8. 十分な人数のスタッフを確保すること】

1〜7までの書かせていただいたコツを、トラブルなく遂行するためには、現実的に十分な人数のスタッフが必要です。

「ママさんタイム」では、「ママさんタイム」ではない上映方式に比べて、以下のような追加作業が必要になると予測されます。

  • 入場時にマイク等を使用して「ママさんタイム」のアナウンスをする。
  • べビーカー&オムツ替え&授乳スペースに必要な用具などを用意する。
  • べビーカー&オムツ替え&授乳スペースの案内を作成して会場に貼り出す。
  • 上映中、不具合が起きた時のためにすぐに対応できるスタッフを場内に配置する。
  • お子様の出入りをチェックするため、ドア付近にスタッフを配置する。
  • 入退場するママさん達の各種サポートをする。
  • ゴザやシートなどを用意する。
  • 授乳室などで映像をお観せしたいときには、そちらにもスタッフを配置する。

【9. お子さまたちの安全に気を配ること】

小さなお子さまには常に危険がつきまといます。

2012年夏、ある上映会の「ママさんタイム」実施時に、当時1歳3ヶ月のお子さまが、お父さまの座ろうとした椅子に指を挟まれ、第一関節を切断するという事故が起こってしまいました。

2014年10月現在までに、1000回以上の上映会が開催され、そのうち約7〜8割でママさんタイムを開催していただいてまいりましたが、こちらが唯一の事故報告になります(主催者様の過失ではありません)。

『うまれる』の上映会だけでなく、どこに遊びに行っても危険はつきものではございますし、気をつけなければいけない項目は無数にあるので、何をしなければいけないということを明確にすることは難しいところではございますが、くれぐれも、来場者の方々へ事故防止の徹底をお願いしてくださいますよう、何卒お願い申し上げます。

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以上は必須項目ではありませんが、「ママさんタイム」開催時には少なくとも、10人のスタッフは必要かと思われます(推定動員数によって前後します)。

以上になります。

一番大切なのは、未来人育てをされているママさんに気持ち良く、リラックスして映画をご覧いただく事ですが、主催者様の方々が必要以上に疲弊してしまってはいけませんので、スタッフの皆さまでよく話し合っていただければ幸いです。

ぜひ皆で日本の未来を担う子ども達を育てていきましょう!