うまれる ずっと、いっしょ。|映画『うまれる』

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■ 監督・豪田トモの想い なぜこの映画を作りたいのか?


産後うつと孤独な育児に焦点を当てた本作を作りたいと強く思うようになったのは、小説執筆がきっかけです。

現在(2017年11月)、これまで二作品を発表したドキュメンタリーではなく、
"命・家族・絆"という、僕らが長らく取り組んでいるメッセージを別の形からお伝えできないかなと、
約2年ほど産婦人科クリニックを舞台にした小説を書いています
(1年ほど完成が遅れていますが、、、2018年春には終えられればイイナ!!と思って頑張ってます、苦笑)。

内容は、人とのコミュニケーションが苦手だけど
お腹の赤ちゃんの声が聞こえてしまう能力を持った産婦人科医の話なのですが(面白そうでしょ???)、
取材の過程でよく耳にしたキーワードが、「産後うつ」そして「孤独な育児」でした。


疲れた身体で、周囲の理解・サポートが不足する中で
子育てを続けているうちに、出産時の感動は消え失せ、


「ママをやめたい。。。」


こう漏らすママたちがたくさんいたんです。

僕にとっては衝撃的なことでした。

出産は感動的なことであり、
愛する我が子を育てることは至福なこと。。。

こう勝手に考えていた僕は、いやがおうにも現実を突きつけられました。


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以来、
50人以上の産後うつやマタニティ・ブルーを経験したママ、孤独な育児に悩むママだけでなく、
産婦人科や助産師、精神科医、臨床心理士、カウンセラーなどの専門職の方々、
産後うつによって家族を亡くされた方々に取材・リサーチを進めるうち、

「産後うつ」は出産・育児の「闇の部分」と「孤独な育児」環境が顕在化したもので、

・ママが抱える孤独感
・パートナーシップ
・親との関係
・日本という国の「子育て」への意識
・現代社会における女性の意識の変化

など、パーソナルな部分とソーシャルな部分の様々な課題が
顔を覗かせる現代的なテーマじゃないかな、、、と思い始めました。

現在、「ママをやめたい」と自殺してしまうママは年間約300人、
そのうち、産後うつによる自殺は約100人程度と言われています。


産後うつ/孤独な育児によって自死されるママをなくしたい。

孤独になりがちな子育て環境を良くしたい。

子育てに前向きになる人を増やしたい。

幸せな子どもたちを増やしたい。


そんな想いから、
本作を作ることにしました。


「あなたは一人じゃないよ」

「みんな、しあわせになるために産まれてきたんだよ」

「生きていていいんだよ。しあわせになってもいいんだよ」

「人は怖くない。色んな人たちとつながりながら子育てをしようよ」


ということを伝えられたらいいな、と思っています。


僕は男で、
出産を経験していませんし、
幸い、産後うつや孤独な育児とも無縁ですが、

こんな僕だからこそ、
お伝え出来る物語があると思うんです。


子育てで中心的な役割を担うことが多いママに寄り添い、

元気が出て、

子育ての力になるような作品を目指しています。


監督・父
豪田トモ

 

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