「愛する人を亡くされた方に言ってはいけない」8つのこと

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6月22日、乳がんと闘われていた小林麻央さんが旅立たれました。
心よりご冥福をお祈りいたします。

遺されたご家族は悲しみにどん底にいらっしゃると思います。

この時期、
周りの人たちの悪気のない言動で、
遺されたご家族が傷つく例が多発しますが、

第二作『ずっと、いっしょ。』(ナレーション: 樹木希林)を製作した際に
「愛する人を亡くされた方に言ってはいけない言葉」
というものを学んだので、この機会にご紹介させていただきます。

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◎ 愛する人を亡くされた方に言ってはいけない言葉」
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1. 「元気出してね」、「がんばってね」、「しっかりしてね」(励ましの言葉)
2. 「意外と大丈夫そうだね」、「元気になったみたいだね」
    「もう◎年(◎ヶ月)経ったじゃない」、「切り替えが早いね」(悲しみの過小評価)
3. 「そんなに悲しまないで」「そんなに泣かないで」(悲しみの拒絶)
4. 「もう忘れたほうがいいよ」、「時間が忘れさせてくれるよ」(当事者本意でない未来志向)
5. 「神さまは乗り越えられない試練を与えないって言うよ」「何か意味があると思う」
    (当事者本意でないポジティブ思考)
6. 「悲しいのはあなただけじゃない」、「もっとつらい人がいる」「うちも最近ペットを亡くした」
    (当事者本意でない比較論)
7. 「なんで死んだの?」 「どうして?」(答えのでない質問)
8. 「分かるよ」、「あなたの悲しみはとてもよく理解できる」(安易な同情)
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僕は4年前に義父を亡くしましたが、
以上に書いたような事がものすごく横行し、
「悪気のない失言」に義母が傷ついているのを見て、
葬儀社に配ってもらおうと殴り書きしたものがベースになっています。

これは流産・死産・新生児死にも適用されますし、
ペット・ロスや離婚、恋人との別れ、仕事の解雇、受験の失敗などなど、

あるゆる悲しみ・苦しみを経験されている方にも当てはまる
と思います。

「相手のためにはなるべく言わない方がいいかな」という種類の言葉で、
精神面での回復を遅らせる可能性もありますので

ぜひお気をつけください。

こちらのブログもご参考ください。

●「愛する人を亡くされた方に言ってはいけない言葉」
http://www.umareru.jp/blog/2013/07/post-1053.html

愛する人たちとの時間は有限ではなく、
かけがえのないものだと改めて思い起こされます。

遺されたご家族が適切なグリーフケアを受けて、
なるべく早く精神的に立ち直られる事、

そして麻央さんのご冥福を心からお祈りします。

監督・父
豪田トモ

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