体験談:娘たちが教えてくれた命の奇跡

はじめまして。

私は、26歳で結婚し28歳で長男を出産しました。

初めての出産はとても孤独で大変だったような記憶がありますが、
元気に特に大きな病気をせずにすくすくと育ってくれました。

そんな長男が2歳を過ぎた頃ふと「ママ、お腹に赤ちゃんいるよ」って。

そろそろ兄弟もと考えていたので少し疑いながらも妊娠検査薬をしましたが(➖)でした。
それからも1ヶ月生理が来ないのでもう一度検査してみるとなんと(➕)!!
早速婦人科にかかりました。

やはり妊娠していて、しかも双子ちゃん‼︎双胎妊娠でした。

が、先生はとても冷静にこの頃の双子は良く見かける事で、
この後1つになってしまう事があるから、双子ちゃんかの確定は1ヶ月後ね〜と。

でも帰り道、家族みーんなに双子ちゃんかもしれない〜!!
とメールしてしまったのを覚えています。

それから何度か検診に通いますが、
先生からおめでとう。の一言もないまま、双子ちゃんの1人が小さめですね。
双子ちゃんだし大きい病院に紹介状書くね。と言われました。

あれ?友達のふたごちゃんママはこの病院で産んだって言ってたのになぁ〜と思いながら、
大きい病院に...

先生からの説明は双子ちゃんの1人が首の後ろに腫れがある。
ntと呼ばれるもので、この時期にntがあるという事は、
染色体異常や先天的な病気を持って生まれてくる確率が高いと言うものでした。

生まれてくる可能性も低い。
1人がお腹の中で亡くなった場合もう1人も危なくなる、と。

頭は真っ白でボロボロと泣き崩れてしまい、
一緒に行った長男は黙って私を心配そうに見ていました。

何にも考えられなくなっていましたが、
染色体異常の検査、羊水検査を中絶可能な日数中に終わらせたいなら
急いで決断してくださいとの事でした。
後は減胎の説明などありました。

その時にお世話になった先生は、
ハッキリ悪い点から説明してくださるので最初はそんなに悪い事ばかり...と感じましたが、

その後に対処法、今出来る事、自分は色々なお産を見たけどお母さんがんばろうね。と、
がんばって産もうと言ってくれました。

そこからは、羊水検査→異常なし(性別女の双子と判明)

双子ちゃん二人共心臓病の可能性が高くなり

新生児科のある大きな病院へ

結果は双子の一人が先天性心疾患という事でした。

出産の日まで沢山悩みましたが、
本当に素晴らしい出産になりました。

1人は生まれて直すぐNICUにお世話になり、
1人は元気に自宅に帰る事ができました。

あれからもうすぐ2年...。
3度目の手術をもう直ぐ受けます。

辛い場面も沢山ありましたが、
家族皆で乗り越えてきました。

何より夫婦+長男は無事に2人揃って生まれてくれた奇跡に感謝し、
病気と闘う次女を当たり前に支える日々です。

体の傷、運動制限、出産が望めない事。
障害者ということ。

ネガティヴに考えるとキリがありませんが、
この出産は私達家族にそれ以上の何かを与えてくれました。

そしてまた新しい命を授かっています。

手術を乗り越えて、
元気に赤ちゃんのお世話を取り合いする双子を見られますように...。

あさみママさん
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★ 映画『うまれる』の体験談より
http://www.umareru.jp/experience/

★ 「小児医療」に関するブログはこちら
http://www.umareru.jp/blog/cat159/

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