体験談より「家族とは"なるもの"」

ステップファミリーの継父です。

再婚を機に3人の子供の保護者になりました。
(当初:長女が中1、長男が小6、次女が小2、自分:28歳、妻38歳)
(今 :長女が大1、長男が高3、次女が中3、自分:34歳、妻44歳)

家族とは"なるもの"だと感じてます。
結婚式をしたから家族になるわけではない、
子どもが生まれてしまったから家族になるわけではない。

"家族になろう"と思い、
実行する(し続ける)から家族になるのだと感じています。

(もちろん、結婚式や出産等は家族となる事に有効だとは思いますが、
それは家族になる手段の1つだと感じてます)

話は変わりますが、継親子である事は、
世間の偏見にさらされる事も少なくありません。

かと思えば、たとえ親になって3日目だとしても、
世間一般から見れば、親である事に変わりない、のが理屈です。

例えば、普通の初婚家族なら、
母親が妹より兄を可愛がっている事はあまり問題になりませんが、

ステップファミリーでは、
相手の子どもを自分の子どものように可愛がれないと思う事に、
罪悪感を抱き、問題と扱う方が多いです。

(一緒に暮らして数日の人間を、長年一緒に暮らしてきた
自分の子どもと同じように関われる方はかなり少ないと思いますが、、、)

継父である私の場合には、『3人も子ども育てるのは大変だねぇ』等、
周囲は善意で伝えてくれているのですが、
普通に子どもが3人いるだけなら言われないであろう、
励ましの言葉を頂ける事が多いです。

もちろん、その方々へ感謝もするのですが、
"普通では無い"扱いをされていると感じ、
"気を遣わせるから、うかつな事を分かち合い出来無いな"と
孤立感を感じた事もあります。

そんな中でも、"家族になっていく"過程で学んだ、大切な事をご紹介します。

①夫婦のビジョンを共有する
②"親になれない"時があっても、"家族になれる"
③心の繋がりがあれば、血のつながりにこだわりは無くなる

①は、"どのような家族になりたいか?"の姿を分かち合い、
共有する事で、生活習慣や子どもの教育方針等、
夫婦の価値観を統合していくことが大切です。

夫婦のパートナーシップが良好であれば、家族の問題は大抵解決します。(しました)

②は、一緒に生活していると"生物学的に親では無い"と
目の当たりにする出来事が発生しますが、これを覚えておくと、
"私達は家族なんだ"と自信を持てます。

③は、自分がどれだけ愛をもって子どもへ関わっているかが大切です。
子どもに関心を持ち、彼らはどんな事が好きで何に喜ぶのか?
自分は子どもにどうなって欲しいと思い、彼らはそれをどう感じているか?

この関心を持った関わりの連続が、家族である事の自信になります。
そして、家族になっていきます。

最後に、いつも自分を支えてくれている妻のブログを紹介します。

私が助けられたように、
"血のつながりのない家族"と関わりのある
全ての方の支えとなれば嬉しく思います。

http://ameblo.jp/happy-stepfamily/

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★ 映画『うまれる』の体験談より
http://www.umareru.jp/experience/

★ 「養子・里親・児童養護・ステップファミリー」に関するブログはこちら
http://www.umareru.jp/blog/cat148/

【皆さまの体験談を募集しています!】

体験談を書く事を通じて自分自身に向き合う事は、
癒しのプロセスの始まりでもあり、
自分の中に新しい何かが生まれる可能性を秘めたものでもあります。

ぜひこの機に、人生で大きなインパクトを残した体験や、
今まさにインパクトを残しているご経験を振り返り、
新たな「誕生」を迎えていただければ幸いです。

体験談ページより、投稿いただけます!

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