態度がちょっと大きめな方と理想的にコミュニケーションする方法

この文面は、ある人に

「横柄な人とどうやってコミュニケーションしていいか分からない」

と相談していただいた事をきっかけに、

「同じように困っている人がいるかも」

と思って、実は1年以上前に書いたのですが、なんか、
ちょっと上から目線に見られちゃうなぁと思って、

何かいい方法はないかと何度も何度も書き直しているうちに、
どんどんと時間が経ってしまいました。

これでもまだ、この文面が「尊大で傲慢」に感じられるかもしれませが、
そのようなつもりは全くないんです。

公開するのも止めようかな、とも思ったのですが、
スタッフに熱望されて、掲載させていただく事にいたしました。

ぜひご了承いただいた上でお読みくださいませ。

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仕事柄、様々な方々に取材・撮影させていただくことがありますが、
僕は、態度がちょっと大きめで、人によっては尊大にうつる方とも、
コミュニケーションをするのが苦手ではありません。

先日、あるドクターとお話させていただきましたが、
まぁ、正直、「僕が患者だったら、この人には担当して欲しくないなぁ」
という感じの方で(笑)、、、

「で、何を聞きたいわけ?」

という態度に、プロデューサーの牛山はビビりまくっていましたが(笑)、
僕は割とそういう人でも平気なんです。

それはなぜかというと、【そういうパーソナリティになった原因・理由】が
想像できるからかもしれません。

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人が人を作り上げるのは、

・遺伝
・環境
・親子関係

の3つの要素。
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尊大で傲慢だと言われてしまうタイプの方々は、
ほぼ100%、【両親との間にわだかまり】があり(両方もしくはいずれか)、
自分は

・愛されていない
・認められていない、
と感じられていらっしゃいます。

※ 「わだかまり」とは単に「好きではない」、「会えば喧嘩ばかり」というだけでなく、
「話をしてもちゃんと聞いてくれない」、「あまり連絡を取らない」、
「大事な話をしても反対されるだろうから言わない」という状態にも当てはまる事があります。

そのような状況から、自分を守る術として、

・自分を大きく見せる。

・相手にプレッシャーを与える事によって自分の弱さを突っ込ませない。

というパーソナリティに少しずつ、変容していったのではないかなぁと思うのです。

なぜそう想像できるるのかと言いますと、
自分も全く同じ経験をしているから

です。

色々なところで書かせていただいていますが、

僕は親の愛情と認知をきちんと感じずに育ちました。

その事によって、
自意識過剰な人間になり、過去には、
尊大で傲慢な態度を取ってしまった事も多々ありました(皆さん、すみませんっ!)。

それは、何のことはない、単に、

【自分を守る手段が他に見つからなかったから】

だったのかなと今は思います。

なので、自分の過去と同じタイプの人は、一瞬で分かります(笑)。

そして、同情・共感しますし、愛着も感じます。
だから、どう接したら気持ち良く過ごしてもらえるのかが分かるようになってきたんです。

一般的に尊大で傲慢と言われてしまう方とのコミュニケーション方法は、
実はそんなに難しいものではないのでは、と感じています。

このタイプの方々は、前述の通り、

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・自分は愛されていない
・認められていない

という怒り・不安・失望がありますので、
【相手を手放しに認めれば良い】
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のかなと思います。

「◎◎さんの活動は素晴らしい」

「いつも励みになっています」

「たくさんの気づきをいただきました」

と、自分の思っている相手の良い点を早い段階でお伝えすることで、

「こいつは自分のことを分かってくれている」

と思ってくださるので、
相手は自分の凄さをアピールするのにエネルギーを注がなくて良くなります。

それには、
どんな状況でも相手の良さを探す事が出来ないといけないかもしれませんが、
いずれにしろ、誉められて機嫌が悪くない人はまずいないですよね☆

また、そのときに【相手の眼を見据える】ことも大切です。

自分を大きく見せたい人は、
本当の自分がそれほど大きくないことを
実は自分の心の底でよく知っています(自分もそうでした! あはは)。

なので、じっと眼を見続けていると、
一瞬、自信が揺らぐため、あちらから眼をそらしますし、
「僕にはいつもの手法は通用しませんよ」というメッセージをお伝えすることにもなります。

ただ、じっと見続けていると、
相手に過分なプレッシャーを与えてしまって、
防御的・攻撃的にうつってしまう可能性があるので、
これはバランスを考えた方がいいかもしれません。

これらは訓練すれば誰にでも身に付くことが出来ると思いますが、
その機会がなければなかなか取得することは難しいかもしれませんが。。。

僕がこれまでお会いした、こういうタイプの方々は、
どちらかと言うと、60代以降の「おじさま」に多くいらっしゃいましたが、

それはこの【先輩方が育って来た環境に大きな原因がある】事も
考慮しなければいけないのかなとも思います。

戦後、毎日の食事もままならない状況で生きて来られた方々は、
いまの僕らの世代と違って、

「自分は愛されていない・認められていない」

と無意識のうちに感じていたとしても、それどころではなかったのだと思うのです。

いま、僕らが「親からの愛情や認知」なんて言っていられるのは、
間違いなく、この世代の方々の頑張りがあってのものなので、

もし、自慢話が多かったり、尊大で傲慢な人だったり、
ヘンなプレッシャーを与えて来るような方だったとしても、

感謝の気持ちをもって接すれば、
概ね、最終的には良好なコミュニケーションが取れるのではないかと思います。

いまの僕らがあるのは、脈々と連なる先輩方のおかげなのですから。

結局のところ、

・褒める
・感謝をする

というのは、どのような人を相手にしても、
概ね、コミュニケーションの潤滑油になるんじゃないかな、と思います。

以上です。

この文面が「尊大で傲慢」に感じられたらごめんなさい!
そのつもりは全くありません!

監督・父
豪田トモ

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