【取材】カナダでは養子はごく普通の選択肢

279232_10151047642507507_1772008639_o.jpeg ※ 上の写真では養子として育てられた友人が2人います。

別のブログでも書かせていただきましたが、

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血の繋がりのない子どもを自分の子どもとして育てる
「養子」という選択肢は、カナダでは、ごくごく普通
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のようです。

教育や社会制度、環境などが整っている事が要因だと思いますが、
これはおそらく

【キリスト教的文化を背景にしている事が大きい】

のかなと思います。
少し単純に記述してしまいますが、

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キリスト教では「人間皆神の子」という教えがあるため、
血のつながっていない子どもを「我が子」として育てる
抵抗感が、日本より圧倒的に少ない。
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実際、養子縁組制度を活用する国は、
ほとんどキリスト教圏です。

アジアで最も養子縁組が盛んなのは韓国ですが、
韓国ではキリスト教が多数派なのです。

母校のバンクーバー・フィルム・スクールのクラスメートにも、
養子として育てられた人がいて、
今回の旅行で

「(実は)オレも養子だよ」

という奴がいました。

彼は小さい頃から告知を受け、
「養子として」育てられていたので
「No problem」だと言っていました。

彼が30歳になってから探偵を雇って調べたところ、
血のつながりのある妹がいる事が判明したそうですが、
彼女は告知を受けていなかったため、かなり苦しんだそうです。

558329_10151046037477507_1619457234_n.jpeg ※ 左がママで右がリッチ

親友のリッチの母も、実は養子として育てられていたそうですが、
それは彼女の両親が亡くなった後に、戸籍の処理等をしている時に分かりました。

彼女は相当なショックを受け、
ウツ状態になってしまったそうです(今は元気です)。

「告知」については様々な議論があります。

先日、2人の男の子に「告知」をした方にお話をお聞きしたら、

1人は「育ててくれてありがとう」
もう1人は「聞きたくなかった」

という反応だったそうです。

ただ、現在、北米では(日本でもその流れなのかな)、
小さい頃から「告知」しておくというのが主流のようで、
先日、撮影させていただいた方々も、同じご意見でした。

人は皆、様々な事を抱えながらも、
そう見えないように生きていらっしゃいますが、
自分たちに出来ることは、すべての人に優しく接することなのかなぁと思いました。

★ バンクーバーの養子家庭

監督・父
豪田トモ

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