先週末、横浜で映画『うまれる』の上映と産科医・池川明先生との対談が行われました。
先生とは映画公開後、もう何度も対談させていただく幸運に恵まれているんですが、
昨日の対談中に判明した驚くべき事実が、
【池川先生が養子だった】
ということ。
お子さんに恵まれなかった産みの親の弟さんの養子になったそうで、
「父と母は2人ずついました」と笑っていらっしゃいました。
当然、「養子」という事に関する偏見のようなものは一切ありません
(そもそも先生は差別や偏見とは無縁の方)。
「人格者」という言葉は先生のためにあるような言葉であると思っているんですが、
それは4人の親からの愛情をたっぷり注がれているからなのだろうな〜、
と改めて感じました。
『うまれる』シリーズのテーマの一つに養子・里親というものがあり、ここ半年間ずっとリサーチしているんですが、
【家族は血によってだけではなく、継続的な感情の交換作業によって作られる】ものだと思うに至っています。
「親だから愛しているのは当たり前」は子供にはなかなか伝わらないもので、僕もそれで苦しんできました(今では和解しています)。
世の中の家族間を巡る事件などは、ほとんど血の繋がりのある家族によるもの。
一方、血の繋がりがなくても、どこからどう見ても家族!という方々もたくさん拝見しています。
家族って何だろうっていうことを前向きに考えられるような作品を作りたいですね☆
監督・父
豪田トモ
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