家族の絆って何だろう?

TBSドラマ『生まれる。』はご覧いただいておりますでしょうか?
普段、テレビドラマは観ない僕らですが、毎週拝見しています。

先日の第7話では特別養子縁組について語られ、
それに合わせて主人公が児童養護施設を訪れる場面がありました。

実はこのテーマは『うまれる』シリーズの
次回作の一つに考えていた事でもあります。

映画『うまれる』とはまた違った切り口で、

命と家族、絆について考え・感じていただけるのではないかと思い、

不妊と養子縁組、児童養護施設については、ずっとリサーチしていました。

子どもを育てるって何だろう?

親って何だろう?

家族の絆って何だろう?

血の繋がった親子の間にたくさんの行き違い、誤解、憎しみが生まれ、

自分で産んだ子を虐待する親、

そして愛の結晶である命を自ら断つ人が増えている現代において、

このテーマは決して放っておけないものだと思っています。

日本では「血の繋がり」が重要視される事と
不妊治療が発達している事から、

【日本での養子縁組は毎年300~400件】

程度に留まっていますが、一方の

【「養子大国」アメリカでは年間約13万人の養子縁組が成立】

しています(日本の400倍以上)。

この違いは、メディアの扱い、人々の意識、習慣など色々あるかと
思いますが、一番違うのは、

アメリカはキリスト教文化がベースになっている事

なのではないかと感じています。

キリスト教では皆が「神の子」と教えられ、
いわば、イエス様が親で、皆、イエス様の子ども、という事なので、
日本ほど血縁関係にこだわられない事が、
養子縁組の成立件数に大きく関わっているのではないかと思います。

実際、養子縁組が盛んな国は、
アメリカ、カナダ、フランス、ノルウェー、ドイツ、スイス等で、

アジアでは韓国
(人口の約3割がキリスト教徒で国内最大の宗教勢力)、

イスラム国家では、チュニジアを除き、
養子縁組は認めてられていません。

僕がカナダにいた頃には、アングロサクソン系の家庭に育てられた、
アフリカ系の女性がクラスメートがいたりして、

『もしこの人は養親に育てられていなかったら、
今頃どうしているんだろう?』

と、何だか感激した覚えがあります。

ドラマ『生まれる。』の中で近藤先生もおっしゃっていましたし、
おそらく近藤先生のモデルになっている鮫島浩二先生も
おっしゃっていますが、

子どもを持つ、家族をつくる方法は、「出産」以外にも方法がある

のかもしれないなぁと感じています。

実は、、、、

僕らも娘の詩草(しぐさ)が誕生する前から、
養子の可能性を調べてきました。

運良く血のつながりのある子が授かりましたが、
まだその選択は捨てていません。

ただ、日本では

養子縁組が成立するのは40歳まで

という自主ルールのようなものがあるので、
早く結論を出さないといけません。

もし僕らの第二子が養子だったら、、、、
応援してください。

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