うまれる ずっと、いっしょ。|映画『うまれる』

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うまれる ずっと、いっしょ。

避難所の女子高生がレインコートを欲しがる理由

去る5月17日に東京・下北沢にて
東日本大震災チャリティ上映会が開催されました。

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(撮影: 秋田直器)


「いま自分に何が出来るのか?」


多くの人は思い悩んでいらっしゃると思います。

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僕らもずっと考えていたのですが、ひょんな事から
震災チャリティ上映会を開催させていただく事になりました。


会場が小さかったのですぐに申込締め切りになってしまったの
ですが、当日は【83名】の方におこしいただきました。

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※ちびっ子も募金

今回、入場無料で募金箱に寄付いただくという方式を取りましたが、
【72,070円】の義援金をいただく事が出来ました。

皆さま、誠にありがとうございました!

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※来場者の皆さまとの質疑応答やディスカッションも


当義援金は毎週、福島県いわき市に物資を届けている、
映画『うまれる』スタッフで株式会社いまココ代表の
井手広法さんにお渡しして現地で使っていただきます。

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上映会当日は、井手さんと、救命救急医で宮城県に
震災翌日から、救援にかけつけた井上潤一さんをお招きし、
映画『うまれる』の上映後に、震災トーク・ショーを
行いました(聞き手・豪田トモ)。


その中で印象的だった事について、
以下にまとめさせていただきますね。

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<救命救急医として:井上潤一さんのお話>


・ 震災当日は都心で避難民になってしまい、
郊外の自宅まで歩いて、夜中の3時頃帰宅となったが、
その後、7時にはヘリコプターで現地に向かった。


・ 救援に行ったものの、被害の範囲が広すぎて、
どこから手をつけたらいいのか全く分からないほど
ひどい状況だった。


・ 今回の災害は、地震そのものよりも、津波の被害が
大きく、流されてしまって亡くなってしまうか、軽症かの
どちらかで、重症の方はほとんどいなかった。

命を救う応急処置をするために向かったが、亡くなって
しまった方たちが多く、手の付けようがなく愕然とした。

実際には、命が助かった方達の健康が悪化しないような
処置をすることになった。

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※当日、娘さんが2歳の誕生日を迎えた井上さん


<福島県でのボランティアとして:井手広法さん>


・ 髪の毛が真っ二つに半分白髪の初老の女性がいたので、
理由を聞いたみたら、津波に飲み込まれ死に物狂いで何かを
掴んだところ、電線だったために感電した、と言う。


・ 避難所での食事の配給は概ね10時と16時で、
おにぎりと菓子パンなど、最低限のものだけだった。


・ 伺っていた避難所にはボランティアが時折来て炊き出しを
していたが、ある時、市から一枚の紙が貼り出され、

「この避難所はボランティアが食事を持ってくるので、
明日から食事の配給を中止します」

との事。
翌日の朝から食事がなくなるという一大事を避難所の
誰も知らないうちに決定されていた。


・避難所を担当する役所の人は毎日、担当が変わるため、
毎日、引き継ぎに午前中いっぱいかかってしまい、
避難所の人々の要求がなかなか通らず、とても非効率。


・ そんな中、食材と調理具を持って行ったら、ババーっと
集まって、元気いっぱいに料理をつくり、ふるまうお母ちゃん
たちは、とても明るく前向きだった。男性たちがショックで
呆然としている中、女性パワーの凄さを感じた。


・ 今後について、男性は元にあったように戻そう、回復しよう、
と考える傾向にあるのに対し、女性は

「もうこんなところ誰も住みに来ないんだから、全部政府が
買い取って、一面、ソーラーパネルとか風力発電とかして
自然エネルギーを開発しちゃえばいいのよ!」

など、次々にクリエイティブな発想をしていた。


・ 現在、物資はかなり行き渡り始めていて、
いま必要なのは心のケアや娯楽などに移りつつある。
また、人手はいくらあっても足りないので、
ボランティアで行ける人は週末だけでも良いので行って欲しい。


・ 今必要なものは何か、聞いていたら、高校生の女の子に
「レインコートをくれませんか?」と頼まれた。
「どうして?」と尋ねたら、

 「将来、子ども産みたいから、放射能に汚染された雨から、
自分の身体を出来るだけ守りたい」

と言われた。


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※ 井手さんは自身で撮影された映像を見せながらお話くださいました。

以上です。

他にもたくさんのお話をお伺いしましたが、長くなって
しまうので、またの機会に。

今回の未曾有の大震災は長期間に渡る支援が
必要と言われています。

僕たちも出来る限り、いま自分に出来ることを
探し続けて行きたいと思います。

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