うまれる ずっと、いっしょ。|映画『うまれる』

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うまれる ずっと、いっしょ。

天国郵便局からのお便り


とっても素敵な女性に話を聞かせていただきました。

今年3月に産まれた「椿」ちゃん。
2660グラムで、出産予定日に産まれました。


でも、椿ちゃんは、産声をあげることはありませんでした。
待ちに待っていたこの日に、お空に帰ってしまったのです。


妊娠中は何の問題もなく、ママの麻紀さんもだんなさまも
おなかの赤ちゃんに話しかけたり、歌を歌ってあげたり。。。
毎日、順調に大きくなっていく椿ちゃんと、
本当に、幸せな時間を過ごしていたそうです。

ところが。。。

予定日の朝、目が覚めると、胎動がなく、不安な思いで病院に
いくと、既に心音がなく、


亡くなってしまっていました。


トツキトウカの間、時にはポンッ、ポンッ、とおなかを
蹴ったりしながら、小さな体で一生懸命生きていた命。

その、もうすぐ会える!と楽しみに思っていた命が、
突然その鼓動を止めてしまったのです。。。。


原因は今でも分かっていません。


椿ちゃんの心音が止まっていることを聞いた麻紀さんは、
半狂乱のようになり、


「おなかから出してしまったら、椿と一緒にいられなくなる。。
絶対おなかから出したくない」


そう、叫んでいたそうです。


しかし、だんなさまの

「きれいなまま早く出してあげよう」

という言葉で、翌日、椿ちゃんを出産されたようです。

陣痛をおこして、助産師さんに支えられながら、
だんなさまも立ち会った8時間の出産。

産声をあげることも、目をあけることもなかったけれど、
かわいいベビー服に包まれた、2660gの椿ちゃんを
抱いている麻紀さんは、本当にきれいで、とても幸せそうでした。

しかし、その後の2ヶ月は、病院を責めたり、自分を責めたり。。。
誰かに責められるのではないかという気持ちにもなり、
家にひきこもり、泣いてばかりの毎日だったそうです。


ところが、ある日、天国の郵便局からこんな素敵な
お手紙が届きました。


==================================================
〜天国郵便局より〜
==================================================

おとうさん、おかあさんへ


おとうさん おかあさん 悲しい思いをさせてごめんなさい。

天国を出発する前、神様から

「お父さんたちと一緒にいる時間は短いですよ。
それでも行きますか?」

と聞かれたとき、本当にショックで、悩みました。


しかし、あなたたちが仲睦まじく結び合っている姿を見て、
地上に降りる決心をしました。

たとえあなたたちに悲しい思いをさせても、たとえ一緒にいる
時間は短くてもあなたたちの子どもに数えられたかったからです。


そして私の夢はかなえられました。
おかあさん、わたしは確かにあなたの胎から生まれましたよね?
おとうさん、わたしは確かにあなたの血を受け継いでいますよね?


わたしは永遠にあなたたちの子どもです。
そのことをわたしは誇りに思います。


いまわたしは、あなたたちと共に過ごした、短いけれども
楽しかった日々に思いを馴せ、わたしに続き、あなたたちの
家族になりたいという きょうだいたちに
あなたたちのことを自慢する日々です。


わたしは親戚のみんなといっしょに元気にしていますので、
もうこれ以上悲しまないでください。

そして心から、「わたしの選びは正しかった」と言わせてください。


泣きたくなったとき、空を見上げてみてください。
わたしたちの姿が見えますよね。


ゆっくり体調を整え、まだかなあ?と愚痴っている
きょうだいたちを迎えに来てください。

わたしは永遠にあなたたちの子どもです。
そのことを私は誇りに思っています。

つばきより

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手紙は、耐えられない気持ちを訴え、支えてくれた、
さめじまボンディングクリニックの鮫島浩二先生からでした。

鮫島先生は、妊娠中にも愛読し、勇気づけられた書籍
「わたしがあなたを選びました」の著者でもあります。


そして、泣いてすごす麻紀さんに、だんなさまも、

「椿は自分の命を一生懸命全うしたよ。

姿は見えなくなってしまったけれど、
これからは3人で生きていこう。

おなかにきてくれたことに感謝しよう。

ママにさせてくれたこと、
パパにさせてくれたことに、
ありがとうって伝えよう」

そう言ってくれたそうです。


まだ、幸せそうな妊婦さんを見たりすると、つらい気持ちが
出てきてしまうこともあるそうです。

でも、椿ちゃんがおなかにきてくれて、教えてくれた
こともたくさんあるとおっしゃっていました。
そして、椿ちゃんのためにも、様々なことに感謝をしながら
笑って生きていきたい、とおっしゃっていました。


今の日本の制度では、死産をしてしまった赤ちゃんは戸籍にも
残されません。流産も死産も、タブーに感じられることが
多いのか、あまりその存在を語られることもありません。

その数は、私たちが想像しているよりもはるかに多いのに。。

現在、流産は全体の約15%、そして、死産は約3%の
確率で起きていると言われています。

椿ちゃんのように、母体に理由があるわけでも、
赤ちゃんに原因があるわけでもなく、お空に帰ってしまう
命も存在します。

でも、椿ちゃんが、麻紀さんたちご夫婦と存在しているように、
たとえおなかの中で亡くなってしまう命も、
出生後どんなに早く亡くなってしまった命も、
その命は短かったかもしれないけれど、
この世に誕生したんだ、と思います。


そして、大きなメッセージを私たちに伝えるために
きれくれたんだと、思います。


映画「うまれる」では、誕生死も「うまれる」ことの
一つとして考え、扱っていきます。


取材をさせていただいた私が、本当に素敵な1日を
すごさせていただきました。


■椿ママのブログ
http://blog.goo.ne.jp/tsubaki0328_2009

■ 「わたしがあなたを選びました」鮫島 浩二 (著)
http://k.d.combzmail.jp/t/ld83/80xfnyy02f30psftj9


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(プロデューサー:牛山)

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