あなたはどうしますか?産み方は生き方

今週も、たくさんの妊婦さんや産婦人科の先生にお会いさせていただきましたが、その中でも特に「産み方」を考えさせられる方たちにお会いしましたので、ご紹介します。

11月の終わりに2人目のお子さんを出産予定のIさんは、助産院での自然分娩を希望しています。

もともと1人目のお兄ちゃんを産んだときは、直前に流産してしまったこともあり、とにかく"安全""安静"のことのみを考えてお医者さんの言う通りにやればいい、という気持ちでお産にのぞんだそうです。

結果として、無事に産まれたものの、陣痛促進剤を打ち、鉗子吸引を行い、会陰切開も行い。。。と、フルコースで医療にお世話になったお産でした。

もともと望んでいたはずだったものの、産後は、どうしても、

「無理矢理出してしまったのではないか」

という子どもに対しての申し訳ないという気持ちと、会陰切開の痛みで後悔ばかりの毎日だったそうです。

その後は、たくさん本を読んだり、いろいろな方にお話を伺ってその上で、助産院での自然分娩を希望するように。

自分と赤ちゃんの力だけで産む、ということは、まだ怖い気もするけれど、それでも、自分で選んだ産み方をしたい、と考えているようです。

11月の出産が楽しみです。

もう1人の妊婦さん、Kさんは、持病があることもあり、最初から医療を利用した、無痛分娩を選択しています。

アメリカやフランスでは、60%以上といわれている無痛分娩

ですが、

日本では、まだ、たったの3%。

果たして、全然痛くないの??

後遺症とかないの??

などなど、事例が少ないだけに疑問がたくさん出てきますが。。。

人によって、痛みの感じ具合はそれぞれのようですが、彼女は、

全く痛みを感じなかったそうです。

できるだけ自然に、という病院のポリシーもあり、陣痛促進剤などは使わず、自然に赤ちゃんがやってきたいよー、というタイミングで、途中まで自然の陣痛を体験。

もう限界です!というところで、麻酔を使って、痛みを和らげたそうです。

全く痛みがないため、余計な力は使わず、とても冷静に静かに赤ちゃんを迎えられたとおっしゃっていました。

産後もあっという間に復活でき、
すぐに普通の生活を送ることができ子育てにもとてもよかった、

と絶賛していました。
そして、10月に、2人目のお子さんを無痛分娩で出産する予定です。

痛みに耐えて産んでこそ母性が芽生え、親子の絆ができるのではないか、という懸念を持っている人も日本には多くいるようですが、

「10月10日(トツキトウカ)、おなかの中に一緒にいたら母性は芽生えます!」

とあっさり。

なるほど!

「無痛分娩」を選ぶのも、「自然分娩」を選ぶのも、「病院での分娩」を選ぶのも、どれも1つの選択。

ポイントは、産み方をちゃんと自分で選ぶこと、にあるのでしょうか。

お2人とも、出産時に撮影をさせていただく予定ですので、
映像もお楽しみに~。

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コメント(2)

こんにちは。広島で産婦人科医院をやっている者です。分娩も取り扱っています。以前より池川明先生と親しくさせていただいており、毎年1月に池川先生を当院にお招きして、講演会を開催しています。
 この『うまれる』の映画のことは、池川先生のHPを今日久しぶりに覗いてみて知りました。素晴らしいこころみだと思います。
 当院では、ソフロロジー式出産を推奨しており、皆さんすごく静かに落ち着いて出産され、お母さんも赤ちゃんもご家族の方もすごく満足感の高いお産ができているようです。お産が終わった直後に、「先生、お産楽しかったです!」とまで言われる患者さんもいます。
 映画の成功をお祈りします。何かお手伝いできることなどありましたら、ご連絡ください。

コメントありがとうございます!この映画の発端は、企画/監督のTOMOが池川先生の講演をお聞きしたところからスタートしているんです。
池川先生からも、ソフロロジー式のお産もすばらしいとお聞きしています。お母さんがリラックスして、ゆるめると、はじめて、赤ちゃんも「いきまーす」とやってきてくれるんでしょうね。
私たちも5人の赤ちゃん誕生の瞬間に撮影に入らせていただきましたが、みなさん、とても幸せなお産でした。
先生がやられているような「お産、楽しかったです!」というお産が増えるといいなぁ、と思って製作しております。見た人たちが、奇跡的な誕生をハッピーに迎えられるように、赤ちゃんを産まない人たちも、自分たちが産まれてきたことに幸せを感じられるように、がんばっていきたいと思います。ありがとうございます。

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